詳しくは当院のスケジュールでご確認ください。
南花台田辺整骨院・整体院の田邊です。
随分お久しぶりのブログ更新になってしまいました…(汗)
今回は良い姿勢についてのブログです。
当院に来られる方は身体の色々なお悩みの解決の為にご来院されています。
お悩みの中の1つに、「姿勢が気になる」というのがあります。
❶「自分の姿勢が悪いのは分かっているけど、どうすればいいか分からない」
❷「姿勢を意識をしている時はいいんだけど、意識を止めるとまた悪い姿勢になってしまう」
❸「背中が丸いと老けて見られるので常々、姿勢は意識して気を付けています」
姿勢に関するお声はまだまだありますが、上記の内容を特に良く聞きます。
自分の姿勢を気にしておられる方はとても多いように感じます。
「そもそも良い姿勢って何?」
っていう事をご存知でしょうか?
上記3.のように常々、姿勢は意識して気を付けている方もとっても多いな~と感じます。
ただせっかくの意識が、間違った意識だったとしたら…。
子供の頃から親や学校の先生から
「背筋をシャンと!」
「背中を伸ばして!」
「胸を張って!」
なんて言われ続けて、
良い姿勢とは
「背筋が伸びて胸を張った姿勢」
という認識はないでしょうか?
テレビなんかでも
「壁に背をつけて頭・背中・お尻が付いた姿勢」
を1日1回は意識しましょう!
なんて言っていたりします。
実はそれって間違いなんです。
そういう意識で姿勢を意識すると腰が反り過ぎてしまいます。
気にしている背中の部分の丸みはそのままに、腰だけを反ってしまっている状態。
通常、背骨とは
頸椎(背骨の首の部分)7個
胸椎(背骨の胸の部分)12個⇒猫背の方はこの部分のカーブが大きくなっているのを気にしている事が多いです。
腰椎(背骨の腰の部分)5個
仙骨(背骨の1番下の部分)1個
で構成されています。
背骨を横から見た時に
頸椎は前弯(前にカーブ)、胸椎は後弯(後ろにカーブ)して、腰椎は前弯(前にカーブ)する生理的弯曲があります。
それがあるおかげで負担を分散させながら効率よく身体を動かすことが出来ます。
通常、背中の丸さや猫背の方は胸椎の後弯(後ろにカーブ)の部分を気にしています。
その為
先程お伝えした
子供の頃から言われ続けている
「背筋をシャンと!」
「背中を伸ばして!」
「胸を張って!」
によって
背筋を伸ばそうとするのですが、
その意識だと
胸椎(背骨の胸の部分)が伸ばすのではなく、腰椎を伸ばしてしまうんです。
腰椎(背骨の腰の部分)は元々前弯(前にカーブ)しているので、反る動作はしやすいからです。
そうすると背中の丸さや猫背で肝心な、胸椎(背骨の胸の部分)は伸ばされずに、
腰椎(背骨の腰の部分)ばかり伸ばしてしまいます。
その結果、腰椎(背骨の腰の部分)の前弯(前にカーブ)が大きくなってしまい
バランスをとる為に胸椎の後弯(後ろにカーブ)が大きくなるので
結果的に背中の丸さや猫背が改善しないばかりか、かえって悪化させることに繋がるんです。
その為、背中の丸みや猫背が気になる方は、腰が反らないように
以前にお伝えしたことのある胸椎を伸ばす運動をやって欲しいんです。
それでは、身体の負担が分散するような良い姿勢とは一体どんな姿勢でしょうか?
❶肩幅より少し狭い間隔で立つ
❷体重はかかとに掛ける
❸膝裏の力を抜く
❹お腹を引いてお尻を少し出す
❺手は真横で中指をズボンの横のセンターに合わせる
❻目線の高さに頭を上げる。
❶~❻の順番で上記が正しく出来ると、
横から見た時に外くるぶし・大転子(股関節の横の骨の出っ張り)・肩の中心・耳の穴が1直線に揃います。
これで自然に立てる状態が本当の良い姿勢になります。
1度鏡に映しながらやってみて下さい。
多くの方は、後ろにこけそうになったり、腰が張ってしまったり、膝の力が抜けなかったりするはずです。
中には、この姿勢をとるとすごく違和感を感じたり、へっぴり腰のように感じる方もおられるかもしれません。
その場合は要注意です。
長年続いた日常生活上での身体の使い方の癖や、
生活環境の影響で歪みが生じ、
身体の1部分に過度な負担が掛かってしまっている状態です。
もちろん良い姿勢の意識も大事ですが、
それより先に、
「良い姿勢が意識して継続できる状態」にする必要があります。
順序としては
❶整体などで外から身体を整え良い姿勢ができる状態にする
❷本当の意味での良い姿勢を理解する
❸自分の思っている良い姿勢と正しい良い姿勢の誤差をなくす
❹感覚的に、視覚的に確認しながら良い姿勢を意識して生活する
というのが良い姿勢を身につける効率の良い方法だと思います。
正しい姿勢の意識は自分だけでは難しい部分もあります。
ブログで文章にしてみましたが、
「これだけでは全て伝わらないかな…(汗)」と感じる部分もありますので、
姿勢が気になる方、ご遠慮なく質問して下さいね。
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